【開業者の声】LB(有限会社 MAT)

2016年6月30日

土浦まちなかで開業した方々にインタビューし、お伝えしている、土浦繁盛記「開業者の声」シリーズ9回目は、LB(有限会社 MAT)の代表取締役、澤辺昌明様にお話を伺ってまいりました。

 

LB(有限会社 MAT)

            代表取締役:澤辺昌明様 

   2015年7月開業:土浦市大手町2丁目 ☎029-823-5840

 

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★  事業内容とセールスポイント

以前は若者向けHip Hop系の店でしたが、敢えてカテゴリーを取り払ったトータルファッション、雑貨などの制作販売をしています。30代以上の方、子育て世代のお父さんたちにも満足していただけるような、質の良い品揃えを心がけています。

 

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★ 土浦の中心市街地に拠点をもち気づいたことなど

もともとは10年ほど前、モール505にあった店に勤務していたのですが、2号店を柏に進出するにあたり、その店長を任されました。が、結果は数ヶ月で閉店。折しも東日本大震災で石岡の実家が被災、ずいぶん悩みましたが店や商品への思いが捨てられず、個人で買い取る決心をしました。その時に、交通費や家賃と広さの相関を考慮したうえで選んだ地が土浦です。ただ、現在の土浦は商売の地として決して良好とは言えません。店の前の人通りもわずか。もはや「電車を利用して歩くまち」ではなくなったのです。ただ、店のカラーから言えば、ここを目当てに来る人は来るだろう、と。さらに、交差点の信号待ちで車が停止する場所なのも宣伝効果と見ることもできます。

 

商売で最も大事なのは商品のクオリティーと独自性。安さに惹かれて買うお客様は、他にもっと安い店ができると移ります。最近はそこそこのクオリティーで廉価な商品も多く、また大型店は確かに便利ですが、その帰りにでも敢えて立ち寄りたい店、品質、個性に自信が持て、玄人も納得できる店の存在は大きい。そんな店があるまち、それがまちづくりの一歩になる可能性は高いと思います。

 

駅前に市役所が来ましたが、個人的には市が商業区域を捨てた感が強く、せめて市役所の駐車場を無料開放するなど人々が歩ける環境を整えてほしいですね。また、土浦は地元住民だけで活性化しようとしている向きがうかがえます。しかし、まちの活性化には「よそ者」も必要ではないでしょうか。県民性もあるのかもしれませんが、外への発信力が弱く、発信しなくてもいいとさえ思える雰囲気も感じられます。イベント、祭りなどで盛り上がるだけではなく、まちの個性をブランディングすることが経済効果を生み、継続性のある活性化に結びつくのだと思います。

 

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★ これからのこと、開業する方にひとこと

物件選びは、「空いているから」「駅近だから」「中心市街地だから」という理由だけではお勧めしません。まず駐車場の確保でしょう。従業員はもとより、お客様の駐車スペースは不可欠です。また、補助金がいつ支払われるのかも正しく理解しておかないと開業してから頓挫することもあるでしょう。細かいことでは、定休日でも興味の持てる店舗の外観づくりも有効だと思います。事業者は、ややもすると自分の店だけに視点を置きがちですが、私はこのストリートごと人の集まる場所にしたい。人々が気楽に立ち寄って喉をも潤せる、座って休める、仲間とお喋りができる、商売とともにそんな場所を提供できることが、まちづくりにも貢献できるのではないかと考えています。

 

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