【開業者の声】和創旬 康べえ

土浦まちなかで開業した方々にインタビューし、お伝えしている、土浦繁盛記「開業者の声」シリーズ12回目は、和創旬 康べえ 関根康行様にお話を伺ってまいりました。

 

■ 和創旬 康べえ

            関根康行様 

2015年11月開業:土浦市川口1丁目 ☎029-875-5800

 

土浦 和創旬 康べえ

 

★ 事業内容とセールスポイント

丁寧な手づくりの和食をご提供しています。日本料理店は敷居が高いと思われがちですが、どんな方でも入りやすく、ゆっくりと過ごしていただけるように心がけています。実家が大和町で鮨屋(旦兵衛)を営んでいるのですが、そちらのご常連様のご信用をも得られるような新鮮な魚介料理も自信をもってお出ししております。また、2階に宴会場を設えて、より多くのお客様にご利用いただけるようにいたしました。

 

土浦 和創旬 康べえ

 

★ 土浦の中心市街地に拠点をもち気づいたことなど

ここはもともと、2011年の東日本大震災で被災した実家店舗が仮営業していた場所で、のちにラーメン屋が入りました。当時、私は他所にて修業中でしたが、生まれも育ちも生粋の土浦っ子ゆえ、いずれ地元で開業すること、さらに繁華街から一歩離れた場所で、ということを決めていました。そして実際に店舗探しを始めた頃、偶然のようにここが空いたのです。加えて、土浦市の広報で補助金制度のことを知り、申請したところ該当エリアであることがわかりました。ありがたかったですねぇ、本当に。

コンセプトは「お客様が1軒目に足を運んでくださる店」です。何軒かのハシゴのあとではなく、この店の食事やお酒を目当てに、真っ先に来ていただけるよう努力しています。また、初めてのお客様がいらっしゃる背景には、お客様がお客様を呼ぶ、というつながりがあることに気づきました。おかげさまで開業以来、多くの皆さまにご信頼いただき、ご来店いただいております。土浦は、人と人のつながりが強く、お互いの結びつきを大事にしているまちです。生活、そして仕事の上でもそれを実感しております。

 

土浦 和創旬 康べえ

 

★ これからのこと、開業する方にひとこと

補助金は、開業への一歩を支援してくれる制度です。支給が月毎にあるにこしたことはありませんが、それだけをアテにしていては商売になりません。必要なのは、真面目に営むこと、まちでのつき合いを大切にすること、だと思います。その交流の中で、補助金制度のことも含め、いろいろな情報交換が可能になります。商売は、良い時も悪い時もあります。ですが、長く続けること。これが一番大事だと考えております。