【開業者の声】大衆酒場 末吉(すえきち)

2018年11月7日

土浦市の開業支援補助金を活用して、実際にまちなかで営業されている方にお話を伺う「開業者の声」。

第19回目は 自ら海鮮問屋も経営している「大衆酒場 末吉」 仲野武志様です。

■ 大衆酒場 末吉(すえきち)/お持ち帰り専門店 築地はる

仲野武志 様

開業:2017年7月 / 土浦市大和町7丁目 ☎029-869-8288

★ 事業内容とセールスポイント

海鮮問屋・仲野水産(香取市佐原)の3代目です。初代・祖父「末吉」がワカサギや乾物を扱う行商を営み、先代である父が水産仲卸業を始め、現在では佐原、成田、鹿嶋、千葉に水産事業部があります。私は、この家業と時代を活かせる飲食の場を創りたいと考え、2000年に誰でも気軽に入れる和食の店(稲敷市西代)をオープン、子どもでも覚えやすいように「まいど」と名付けました。おかげさまで皆様に広くご利用いただいております。

土浦店の末吉は大衆酒場でありながら、立派な「おさかな酒場」として、豊洲・成田・千葉の市場で仕入れた魚を、惜しみなく、自信を持ってご提供しております。また、レンコンや常陸牛、地鶏、酒類など地元ならではの食材メニューも各種ご用意しております。隣接している「はる」はテイクアウトの店として昼時をメインに開いておりますが、現在リニューアル中。近日中に新規開店いたしますので、どうぞ、お楽しみに。お気づきかとは思いますが、「末吉・はる」は創業者である祖父母の名前です。

★ 土浦の中心市街地に拠点をもち気づいたことなど

土浦、つくばでの開業は2005年あたりから考えていました。将来的な出店計画として常磐線沿線で柏や水戸へも進出できる土地、駅近で従業員が通勤しやすく、できれば住み込み可能な物件を探していました。この条件をクリアしたのが現在の場所です。4階分すべてを借り、男性、女性スタッフ別に住居階を確保、若者も安心して働ける労働環境を心がけております。

土浦は水運で栄えた歴史あるまちであり、私の地元である佐原と似ています。かつては、さぞかし賑やかだったろうと想像できますが、現在は人通りもまばらですね。市役所が駅前に来たことも考慮しての開業でしたが、「はる」のランチ弁当も売上げはいまひとつ。確実に言えることは、土浦には若者が来たいと思う商業施設が不足しているということです。実際、キララまつり、花火大会、かすみがうらマラソンなどのイベント時の集客数は桁外れにすごい。当店は約100席ほどご用意できますが、一瞬にして満席になり、外には行列ができるほどです。ふだん、人がいないのではなく、来ないのですね。また、新たな店舗が飲食業に集中している感があります。若い人が来る場所、来たいと思う店を想定しながらの再開発が期待されます。そして、土浦だけで物事を考えるのではなく、つくば、牛久などとともに、エリアとして発展することも考えてよいのではないでしょうか。

当店の向かいにはビジネスホテルがあり、出張滞在のお客様が多くご来店されます。その方たちは当地ならではの郷土料理を望まれますが、地元のお客様には珍しくないためか、注文にも差が見られます。地元の方、他所から来られる方では、望むものも違ってくるのだと思います。

★ これからのこと、開業する方にひとこと

より、魚屋らしさを追求したいとの思いから、お客様に満足して召し上がっていただく商品開発の一環として、「寿司」専門部門を進めているところです。ご期待ください。ほかには、お客様が楽しめる要素として、スタッフが人気キャラクターになったり、超お得なメガジョッキなどの工夫を続けております。今後、常磐線沿線での出店を増やしていくことも目標のひとつです。

開業して1年間ほどは、思ったようにいかないことばかりかと思います。売上げが良くても経費が嵩んだり、かといって経費の加減は集客率に影響しがちです。土浦は今、夜の街というイメージですが、昼間がシャッター街では空気が淀むばかり。やはり、昼の時間が活性化されてこそ、まちが潤っていく気がします。

補助金は、本当にありがたかったです。ぜひとも活用するべきだと思います。欲を言えば、条件付きでよいので補助期間が2年間くらいになると、さらに助かるのですが。

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