【空き物件訪問リポート】土浦タマキビル 1階(大和町)

さて、今回ご紹介するのは、土浦駅西口から歩いて2分、さくら通り商店会入口にあるタマキビルだ。幹線道路沿いにある7階建ビルの1階角地で、ガラス仕様の外観がひときわ目をひく路面店。目の前は、土浦市役所やスーパーが入るウララビル。周辺に飲食店やコインパーキングも多く、一通だが車も通れるさくら通りは利便性の高いエリア。その一等地にある目玉物件だ。

 

 

中に入ってみると、予想より更に広い! そして明るい!

以前に入っていたレディースファッションの店では、ガラス張りを活用した商品アピールが印象に残っているが、確かにこれを利用しない手はない。

仕切りのないワンスペースで、奥にトイレと簡単なシンクがあり、2ヶ所のビル階段下部分に小さな収納スペースがある。

天井には複数の空調が敷かれ、もし間仕切りしても支障はなさそうだ。

壁はコンクリ、床はファイバーボードの状態なので、天井とともに仕上げは必要だろう。居抜きではないので初期費用はかかるが、自分のセンスでいかようにもデザインできるメリットがある。角地にあたる部分は鋭角のデルタスペースになるので、使い方によっては面白い。

トイレが男女別なのもありがたいところだ。現在、電気、水道は接続可能だが、ガスは新たに敷設する必要があるとのこと。オール電化という考え方もあるが、飲食関係の場合はガスが欲しくなることもあるだろう。事前確認に加えておくべし。

業種としては、やはり飲食関係がイチオシか。周囲とのバランス、同業者どうしの連携も取りやすいかもしれない。ベーカリー付きカフェ、雑貨とお茶処、洋風キッチン、イタリアンレストラン、中華の飲茶店などなどはいかが?

全く毛色の異なるところでクリニック関係を押す声も聞く。なるほど、それも一案か。ただし、通りを挟んだウララ3ビルに医療関係機関が集中しているので、悩むところでもある。でも、それを逆に利用して仲間入りする手もある。

 

駅近の路面店は人気が高い。これだけのスペースがあり、全面ガラスの採光部が南東にひらけているので、とにかく明るくて清潔なイメージがある。魅力度は非常に高い。あとは資金との相談かな。

 

ちなみに、入口からすぐ右手にあるドアの向こうは、ビルの入口ホール。

ホールには飲料水自販機とエレベーター、階段があり、ビル全階と繋がる。何かと便利だ。

 

付近にはランチも提供する居酒屋、飲食店、趣味の店、つちうら横丁もあり、夜は昼間以上に賑やかになる場所だ。それにコインパーキングがたくさん。飲兵衛には嬉しいタクシー会社もある。

駅、市役所、図書館、金融機関、スーパーへも歩いてすぐ。さくら通りを背にした大通りの向こうには駅ビルが見える。真っ直ぐショートカットで歩けば1分で駅だ。

国内に3箇所しかない「ナショナルサイクルルート」に指定された「つくば霞ヶ浦りんりんロード」には、土浦駅を起点に県外からのサイクリストたちが多く訪れる。さらに現在、駅西口・東口ともに徒歩3分圏内に高層マンションが建設中。今般の新型コロナウィルスの影響もあるのか、都市部から土浦への出店希望者、移住希望者も増えていると聞く。

今、いろいろな意味で変わり目を迎えている土浦の、この駅近物件はまたとない貴重な存在と言えるだろう。

百聞は一見に如かず。ぜひ、ご覧あれ!

 

【物件名】土浦タマキビル(1階南東角地)

【所在地】土浦市大和町8-22 (補助金申請可能エリア)

【交 通】土浦駅西口徒歩2分

【用 途】飲食店、各種店舗等

【使用面積】221.77㎡(約67.09坪)

【賃 料】583,000円(税込/賃料550,000円+共益費33,000円)

*保証金3ヶ月

【築年月】平成元年7月

【構 造】鉄骨鉄筋コンクリート造 陸屋根7階建

 

取材協力:桂不動産株式会社(土浦支店)