土浦市の耳寄り情報(4) 移住者が増大、伸びしろ抜群のまち・土浦!

昨年度の都道府県別人口移動において、茨城県は前年比による転入者が6.6%(3,501人)増で最も多かった。県内各市町村別の転入者数では、つくば市(4,643人)に次いで土浦市(906人)への転入が増えた。

全国の転入者数7位のつくば市を例に挙げると、その年齢内訳は「0〜14歳」が866人で全国2位、「15〜64歳」が3,560人で10位、「65歳以上」が217人で17位となっている。幼少期、学齢期の子らを伴う壮年層の転入増加傾向からは、かつて多く見られた単身赴任から、一家まるごと移住への変化もうかがえる。

この人口移動の背景は幾つか考えられるだろうが、一つにはコロナ禍によるリモートビジネスの浸透、さらに、企業団体機能の首都圏脱出、交通機関の利便性が大きな特徴として挙げられる。東京、神奈川などの大首都圏からの転出者が増加していることからも、ビジネスの場が地方に広がっていることが推し量れる。

 

そんな中、土浦は県内転入者数第2位。まずは都心まで1時間程度の地の利が寄与しているだろうが、駅周辺を中心とする商業・生活エリア、霞ヶ浦と筑波山を中心とする景観・サイクリングエリア、土浦城址を中心とする歴史・城下町エリアなど、多方面における魅力が再認識されたとも言えるのではないか。市内および近隣には全国有数の教育機関、医療機関もあり、定住への安心材料になる。元々は県南随一の商都で栄えた土浦、酸いも甘いも嚼み分けた底力は蓄えられている。徐々にではあるが、強い地域力が着実に受信され始めたとも考えられよう。

駅近に増えた新築マンションは、衣・食・住の拠点として、そしてビジネスの拠点としても最適な新しい空間。そして、国のナショナルサイクルルート「つくば霞ヶ浦りんりんロード」起点の「サイクリングのまち土浦」にふさわしい、整備とまちづくり。各世代のニーズに応える店舗が進出中のショッピングエリア「モール505」。

温故知新あり、新進気鋭あり。まだまだ土浦の伸びしろはデカい!

 

*参考:2021年度住民基本台帳人口移動報告(2022/1/28総務省統計局発表)